無題

いったい何のために、ぼくらは本を読むのか。
君の言うように
幸福になるためか
やれやれ、本なんかなくても、ぼくたちは幸福になれるだろう。

いいかい、必要な本とは
苦しくてつらい不幸のように
自分よりも愛していた人の死のように
すべての人から引き離されて森に追放されたように
自殺のように
ぼくらに作用する本のことだ。

本とは
ぼくらの内の氷結した海を砕く
斧でなければならない。
                       Franz・Kafka.









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# by sensiryokukan | 2017-05-21 09:00 | Comments(0)

無題

祈りは導きを求めること。
瞑想は導きに耳を傾けること。









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# by sensiryokukan | 2017-05-14 09:00 | Comments(0)

無題

生きている人間などというものは、どうも仕方のない代物だな。
何を考えているのやら、何を言い出すのやら、仕出来すのやら
自分の事にせよ、他人事にせよ、解った例しがあったのか。
鑑賞にも観察にも堪えない。
某処に行くと死んでしまった人間というものは大したものだ。
何故、ああはっきりとしっかりとして来るんだろう。
まさに人間の形をしているよ。
してみると、生きている人間とは、人間になりつつある一種の動物かな。
                     小林秀雄『無常という事』

・・・人混みの中にいると
時にオリのない動物園に思えることがある。









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# by sensiryokukan | 2017-05-07 09:00 | Comments(0)

無題

創造性の最高の形態の一つは、自分自身が変わることである。
進化の過程で厳しい生存競争の中で生き延びようと
新たな形態へと進化してきた生物の歴史は、最高の創造性の現れだと言える。
生きる中で一回性の出会いを積み重ね
そこに現れるセレディピティ(偶然幸運に出会う能力)を生命の躍動のきっかけにする。
脳の神経細胞の自発的活動が環境との行き交いの中に巻き込まれ引き込まれ
意識では決してコントロールできないシナプス結合の変化の中に結実する。
そのような連続的な流れの中に
ある日ふと気がついみると、以前とはすっかり違った自分になっている。
そのような自己の変化こそが、もっとも美しい創造のプロセスである。
アインシュタインにとっても、相対性理論を生み出したことよりも
その過程で自分自身が変化したことが一番の福音だったのではないか。
                           茂木健一郎 『脳と創造性』 

・・・(脳)は快楽主義者である。
脳は生まれ落ちた時から
生きる上で重要な報酬(うれしいこと)が得られるように
神経回路網のつなぎ替えを行っている。
その時、放出されるのが快楽物質であるドーパミン
神経回路のつなぎ替えに最強の作用を持つ。
いわば脳が作り出した変わるための魔法である。
そうして、シナプス結合の変化の中で人は変㟽貌していく・・・
ドーパミン・マネジメント。










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# by sensiryokukan | 2017-04-30 10:00 | Comments(0)

無題

疲れたら憩むがよい、彼等もまた、遠くはゆくまい
            『痩せた雄雞』尾崎一雄 

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# by sensiryokukan | 2017-04-30 09:00 | Comments(0)